一章

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ーー翌日ーー 「それでは行ってきます。」 「空ちゃん、気をつけるんだよ。」 「絶対に死なないでよ!!」 「慎重にね。」 皆は口々に注意の言葉を言った。 「はい。十分に気をつけます。皆さんも私が帰るまで絶対に死なないでくださいね。」 「おう!! 約束する!!」 「じゃあ行ってきますね。」 空は屯所に向かって歩き出した。 「じゃーなー!!」 「病気にも気をつけろよ!!」 「はい!!」 空は笑って手を振った。 前を向き、真剣な表情に変わる。 待ってなさい、壬生浪士組。絶対に秘密をあばきだしてやる!!! 空は心の中でそう呟きながら屯所へと続く道を歩いた。
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