二章

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「自己紹介が終わったことだし、そろそろ屯所内を案内するとしよう!! じゃあ君、案内してあげて。」 この壬生浪士組を仕切る近藤勇(コンドウイサミ)が近くにいた隊士に向かって言った。 「はい。分かりました。じゃあ俺について来てくれ。」 「「「はいっ!!」」」 新隊員は声を揃えて言った。 はぁ…。面倒くさいなぁ。でも行かなきゃいけないよね。 空は顔と態度には出さずにそう思っていた。 そして、空が外に出ようとしたとき… 「おい。お前はここに残れ。」 土方歳三(ヒジカタトシゾウ)に腕を捕まれた。 ヤバイ…。勘付かれた? 「はい。何でしょう?」 空は幹部が座っている正面に座った。
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