七章

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ーー長州藩ーー 「ふー…。」 「稔麿、わざわざありがとう。」 空と吉田は買い物を終え、長州藩亭に戻って来た。 「どういたしまして。」 空の感謝の言葉に対して、微笑みながら返す吉田。 無邪気に笑う姿は、少し幼く見える。 「稔麿ー。話し合いするから集まれだと。」 その時、高杉が現れた。 「話し合い? また何かあったのかなー。」 吉田はそう言い、苦笑する。 「まぁ頑張って。後からお茶持って行くから。」 空は二人にそう告げると、台所に向かった。
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