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ーー池田屋ーー
「襲撃計画を実行するか、中止にするか…。どうする?」
池田屋では長州藩、土佐藩、肥後藩などが集まり、襲撃計画の事について話し合っている。
「……………。」
しかしいい案が浮かばないのか、皆俯いて考え込んでいる。
沈黙が訪れそうなその時。
「失礼します。お茶が入りました。」
空が膳にお茶を乗せて運んで来た。
「お、すまんなぁ。」
土佐藩の坂本はお茶を受け取りながら、礼を言う。
「いえ。これぐらいしか私は出来ませんから。」
空はにっこり微笑みながら返す。
「空ちゃんはいい子じゃのぉ。やっぱり土佐藩に来てくれぬか?!」
「えっ?!」
空は坂本の言葉にどう答えれば良いか分からず、慌てる。
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