八章

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ここからは暗くてどのくらいいるのか上手く確認出来ない…。 だからといって、今窓から飛び降りるわけにもいかない…。 空はどうすれば良いか分からず、頭を抱える。 …迷ってる暇はない。ここには毛利さんや坂本さん、稔麿、小五郎、晋作、以蔵…。大切な人がいっぱいいる。行かなきゃ。 空は立ち上がると毛利に、 「ちょっと膳を片付けるついでに、旅館の方と話して来ますね。」 とにっこり笑って伝えた。 空は部屋を出ると、一瞬にして忍者服に着替える。 …表からだと目立つよね…。窓から出ようかな。 空は近くにあった窓から飛び降り、表へ回る。 …表には十人程の人がいた。 近藤、沖田、永倉、藤堂を中心として。
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