八章

18/25
前へ
/200ページ
次へ
「新撰組の人はいつも私を苦しめる。だから嫌い。」 その場にいた新撰組全員が驚き、呆然とする。 すると一人の隊士が、 「おのれっ!! 新撰組を侮辱するとは!!」 刀を抜いて空に斬りかかる。 「なっ…おい!! 止めろ!!」 隊士は永倉の制止の言葉が耳に入らない様子で、真っ直ぐ空に向かって行く。 「……遅い。」 空は隊士の刀をさらりと交わして、後ろに周りこむ。 そしてクナイを隊士の首筋に当てる。 「…残念だったね。あんたの動きは遅過ぎる。隙があり過ぎ。死にたくなかったら刀を鞘に戻しな。」 「そんな事するわけ「じゃあ。」…?」 空はとても冷たい笑顔を浮かべて…。 「…死にな。」 クナイで隊士の首筋を切り裂いた。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加