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「ぐあぁぁぁ!!」
隊士はうめき声をあげ、首を抑えてうずくまる。
空の顔や服には、返り血が大量に飛び散っている。
「ひっ…!!」
「な、何なんだこいつ?!」
「化け物だ…!!」
空を見ながら隊士が悲鳴じみた声をあげる。
「…当たり前じゃない? “敵”を倒して何が悪いわけ?」
そう言うと、とても冷たい笑顔を浮かべる。
「……空ちゃん。空ちゃんって、変わったんだね。……見損なったよ。」
沖田は冷たく言い放つと、刀を鞘から抜く。
「…たとえ空ちゃんだとしても、本気出すよ?」
「…当然。」
静かに沖田と空が睨み合う。
その時だった。
「……空っ!!」
「……?!」
空は声がした方を慌てて振り返る。
そこにいたのは…。
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