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「……稔麿?!」
空が振り返るといた人物。
それは、吉田だった。
「空、お前何してんだよ!!」
「稔麿こそ何してんのさ?! 抜け出すとか趣味悪過ぎ!!」
「空が急に居な「あのさ。」…!!」
吉田の言葉を刀を振って遮る。
「喧嘩するなら後でしてくれない? 僕さ、今無性に腹立ってるんだよね。」
「……………。」
沖田の振るった刀を、吉田は受け止める。
「ちょ…稔麿!! 戻って「お前を一人此処に置いていけるかよ!!」………。」
吉田は空の言葉を遮る。
「へぇ…。かっこいい事いうじゃん、君。」
「…そりゃどうも。」
「別に褒めたわけじゃないし? …近藤さん、先に乗り込んでもらえます?」
沖田は後ろにいる近藤へ言葉を投げ掛ける。
「…だが。」
「僕の事はいいですから、早く。」
「……分かった。皆突入するぞ!!」
「「「おう!!」」」
新撰組は空が止める間もなく、池田屋の中へ入って行く。
「空!! 皆に新撰組が来たと伝えにいってくれ!!」
「分かった!!」
空は二階の皆がいる下へと急いで向かう。
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