八章

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「……稔麿?!」 空が振り返るといた人物。 それは、吉田だった。 「空、お前何してんだよ!!」 「稔麿こそ何してんのさ?! 抜け出すとか趣味悪過ぎ!!」 「空が急に居な「あのさ。」…!!」 吉田の言葉を刀を振って遮る。 「喧嘩するなら後でしてくれない? 僕さ、今無性に腹立ってるんだよね。」 「……………。」 沖田の振るった刀を、吉田は受け止める。 「ちょ…稔麿!! 戻って「お前を一人此処に置いていけるかよ!!」………。」 吉田は空の言葉を遮る。 「へぇ…。かっこいい事いうじゃん、君。」 「…そりゃどうも。」 「別に褒めたわけじゃないし? …近藤さん、先に乗り込んでもらえます?」 沖田は後ろにいる近藤へ言葉を投げ掛ける。 「…だが。」 「僕の事はいいですから、早く。」 「……分かった。皆突入するぞ!!」 「「「おう!!」」」 新撰組は空が止める間もなく、池田屋の中へ入って行く。 「空!! 皆に新撰組が来たと伝えにいってくれ!!」 「分かった!!」 空は二階の皆がいる下へと急いで向かう。
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