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「はぁ、はぁ…。」
部屋の中にこだまする金属音。
さっきよりも音が激しくなっている。
部屋の中に見える浅葱色の羽織も先程より増えている様にも感じる。
やっぱり、新撰組の応援部隊が来たのかな?
だとしたら…。
「お前も長州か?!」
目の前に新撰組の隊士が立ちふさがる。
「…っ邪魔!!」
隊士の横を擦り抜けて走りだす。
私は無我夢中で走った。
床に広がる血に足をとられて転けそうになっても、敵が立ちふさがっても。
決して足を止めなかった。
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