二章

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(あれ…? 確かあの人は…。 あっ 斎藤ー(サイトウハジメ)っていう人だっけ。) 斎藤は空と目が合っても逸らそうとしない。 (なんなの? もしかして…勘付かれた? …だとしたらこの場からとりあえず立ち去らないと…。) 「あの、ちょっと体調悪いんで部屋で寝てていいですか?」 空は立ち上がると、近藤に言った。 「大丈夫なのか? 今日はもういいから部屋でゆっくり休んでなさい。」 「ありがとうございます。」 空が広間を出ようとした時。 「待て。フラフラしてるし、部屋まで送ろう。」 斎藤も立ち上がった。 空は断ることも出来ないので、一緒に広間を出た。
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