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「はあぁぁぁぁあ?!?!」
空の悲鳴に近い声が響きわたった。
「ちょっ…… 落ち着いてくれ、藤咲君!!」
「だだだ、だって…!!!」
空が毛利から聞いた話。
それは…
『壬生浪士組に間者として潜りこんでくれないか?』
…というものだった。
「わ、私が潜りこむのですか?! 壬生浪士組の中に?!」
「まぁそんなに慌てないでくれ。」
「あああ、慌てますよ!!!どのくらい潜りこむのですか?!」
「…………二年間。」
「に、二年間ですか?!」
「……この任務、受けてはくれないか? 藤咲君。」
毛利さんは今にも泣きそうな目で訴えてきた。
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