4. 初めての夜

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「……」 私は、ニンジンと5分以上にらめっこをしていた。 1時間前… 私たちは、スーパーへ食料を買いに 行った。ちなみに、お金は月に1 度、学校から食料費としてもらえ る。だけど、あんまりもらえないからあんまりいっぱい買えないので、安くていっぱい作れるカレーをつくる事にした。 「え~っと… お米とニンジンとタマネギとジャガイモと牛肉とルー…」 カゴに入れながら呪文のようにつぶやく。 「あ、ところで、誰がつくるの?」 私が聞くと、疾風が 「心配しなくてもお前には頼まな い」 と、答えた。すると、五十嵐棗斗… じゃなくて、棗斗まで、 「お前料理できないのか?女子のくせ に」 「なっ!私だって(たぶんちょっとは)進歩したもん!」 「「ほ~う(ニヤリ)」」 「じゃあつくってもらおうじゃんか…」 「うっ… の、望むところ!!」 …というわけで、文頭に戻る。あんなミエをきったわりには… ニンジン1本すら切れない(汗) というか、切り方を知らない。 まぁ、テキトーでいっか!
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