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という事で、5分後…
「できたけど」
「「速っ!」」
私と疾風はカレーを見た。
「…なんか光ってね?」
「…気のせいだと思いたい…」
そう。
棗斗のカレーは光ってる。周りにキラキラが見える。
「まぁ、味っ!」
「「いただきま~す」」
カレーをひと口。
「……!!」
思わず目を見開く。
「「うまっ!!」」
「当たり前だろ。俺を誰だと思ってんだよ」
「得体の知らないヤツ」と、疾風。
「ムカつく無口野郎」と、私。
ギロっと睨まれる。
てか何で私だけ?!
☆☆☆
夜、私たちは寝室に向かった。
「私真ん中がいい!」
「「…別にいいけど」」
私は真ん中にふとんを敷いた。
疾風は右、棗斗は左だ。
寝っころがると、フカフカしてて気持ちい。
「電気消すぞ~」と、疾風。
「…うん」
返事をすると暗くなった。
…暗い…
落ち着かない…
怖い…
寝る時に暗くしたのは初めてだ。
私は、怖さをかき消すように目をぎゅっと閉じた。
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