4. 初めての夜

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という事で、5分後… 「できたけど」 「「速っ!」」 私と疾風はカレーを見た。 「…なんか光ってね?」 「…気のせいだと思いたい…」 そう。 棗斗のカレーは光ってる。周りにキラキラが見える。 「まぁ、味っ!」 「「いただきま~す」」 カレーをひと口。 「……!!」 思わず目を見開く。 「「うまっ!!」」 「当たり前だろ。俺を誰だと思ってんだよ」 「得体の知らないヤツ」と、疾風。 「ムカつく無口野郎」と、私。 ギロっと睨まれる。 てか何で私だけ?! ☆☆☆ 夜、私たちは寝室に向かった。 「私真ん中がいい!」 「「…別にいいけど」」 私は真ん中にふとんを敷いた。 疾風は右、棗斗は左だ。 寝っころがると、フカフカしてて気持ちい。 「電気消すぞ~」と、疾風。 「…うん」 返事をすると暗くなった。 …暗い… 落ち着かない… 怖い… 寝る時に暗くしたのは初めてだ。 私は、怖さをかき消すように目をぎゅっと閉じた。
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