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教室に全員揃うと、先生は話し始めた。
「伝えるの忘れてました。同じ部屋のメンバーとは、下の名前で呼び合う事!メンバーとは同じ部屋で寝る事!あとは、途中で言います。以上!解散!」
「はぁぁっ?!同じ部屋ぁ?!何でですか!」
「校長先生のご意向です☆」
「☆じゃないですよ、先生!」
「だって、部屋数が足らなくて…。あと、寮生活の規則を破ったら、罰則を受けてもらいます♪(ニコ)」
えー…
「で、でもっ!わっ!」
ぐいっと腕を引っ張られた。そのまま引きずられた。
「紫蘭、帰るぞ~」
「はっ疾風!何でよ!」
「だってよ、考えてみろ」
疾風が耳元で言う。
「佐々木の罰則、チョー怖いの知ってるだろ?ムダな抵抗はやめろ」
「うっ」
そう。
担任の佐々木先生(女)は、若いのに、罰則がキツイのだ。それもニコニコしながら言うから、完全なドSだ。
私は渋々、疾風に連行されながら、五十嵐棗斗もいっしょに寮に戻った。
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