借金返済に追われた男

第１章 誓約書

友達の元へ辿り着いた俺は、すぐに現金とカードを手渡し、

「絶対に遅れないで払ってくださいよ！もし、一回でも遅れたら、俺の言うこと何でも聞いて貰いますから！！」

と、再三にも渡って忠告し、その場にあった紙とペンを持たせ、今までの借金に関する誓約書を書かせた。

彼は、素直にソレに応じ、汚ない字ではあったものの、誓約書を書き、最後に名前の横に、親指に依る拇印を押し、そのまま俺に誓約書を手渡してくれた。

すぐに俺は、誓約書を車の中に保管し、その後は、彼と一緒になってテレビゲームで盛り上がった後、夜遅くになったので、家へと帰る事にした。