第1章 誓約書

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タバコを吸い終えると、すぐに友達の家に向かった。 友達の家には、友達の他に、俺より5歳年上の、通称アニキと呼ばれる早乙女好雄の姿もあった。 好雄は、俺の存在に気付くと、 「よぉ、ちゃんと生きてたかい?」 とヘラヘラした口調で、訊いてくる。俺は、 「ははは、ちゃんと生きてましたよ。」 と、返事を返すと、 「今日は、どこ行こうか?」 と、唐突にも訊いてくるので、 「どこでも良いですよー」 等と言う会話を交えながら、友達が家から出てくるのを待った。
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