第1章 誓約書

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それから、3ヶ月後にも、同様の話があり、P社・N社から金を借り入れる… そのN社から金を借りた日から、一月も経たない辺りに、再度話が浮上した。 その友達の事が心配になった俺は、 「支払い大丈夫ですか?」 と聞いた。すると、 「大丈夫、お前には迷惑かけないから…もし、一回でも支払いが遅れたら、お前の好きなようにして構わないから…一括で払えっていうんなら、一括で払う!」 と話す。俺は、今までの事を振り返って見ると、確かに催促状は一通も家に届かなかったし、何より断る理由がなかった。 その為俺は、 「分かりました。でもこれが最後ですよ!」 と念をおし、翌日に最後のA社へと向かった。
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