澪(ミオ)の刻

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そしてコンビニに着き、二人で一緒に中に入った。 歩は色々お菓子を選びポンポンと篭の中にお菓子を吸い込ませて行く。 「あのー。歩さん。そんなにお菓子を食べるの?」 「え!?。もちろん♪」 「まさかと思うけど………帰ってから全部食べるの?」 「はい♪」 「あ…歩さん。太らないの??」 「はい♪体重変わらないですよ」 「毎日そんなに食べてるの?」 「はい♪アニメ見ながら夜のお菓子を食べるのは格別ですよ♪あ!でも今日は半分位しか食べないですけどね♪」 澪はまじまじと歩の体を下から上と見上げていった。 (うらやましい。何故あんなに食べるのに太らないンだ!神様はズルいっっ!!) 「先輩?どうかしましたか?」 「えっっ!?い…いや…どうもしないです。はい!」 その後歩はまだお菓子をポンポン篭の中に吸い込ませて、篭がお腹いっぱいに成る程お菓子を入れてレジに持っていくのであった。 そして二人で外に出ると雨が強くなっていて雷の音も頻発に鳴っていた。 傘を広げコンビニを出たその時であった。 歩と澪の上に『ズドーン』と轟音が落ちてきたのだ。 あまりの速さと轟音に二人はなすすべもなかった。 澪は必死に雷の中 で歩の手をギュッと握りしめるのが精一杯であった。 (夢が正夢に成った!私はここで終わりなの?この後どうなるんだろ!!巻き込まれた歩に申し訳ないな。ゴメンね歩……) それを最後に澪は気を失ってしまうのであった…… コンビニの前に落ちた雷は落ちた場所に黒い焦げ後を残しただけであった。 雷雲は澪達を呑み込んだ後東北に進んでいった……
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