恋人はじめ

通勤電車

私はてっきり松本さんだと思っていた。

それは、私の希望も含めてそう期待していたのかもしれない。

淡い期待ははずれたが、違う期待と緊張感が湧いてきた。

思い違いではなく、誰かがガードしてくれている事は確かだ。
「誰？…」

心の中に不安と期待をが入り混ざる。