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翌日もゲンナリしつつ、いつもの駅へ向かった。
相変わらずの混み様で嫌になる。
後から乗り込んでくる人の波に押されるように、ドアの隅に追いやられてしまった。
ドアに向かい合うように立つ。
隣にはステンレスのポールがあり、これ以上左には行くことが出来ない。
片側だけでも、人が居ないことは、ラッキーだと思った。ドアに向けた顔を下げ早く駅に着いて降りることだけを考えてた。
一駅過ぎてなんだか昨日より、混んでないのかな?と、ふと思った。
自分の周りに空間を感じると言うか、息がし易いような気がしていた。
「気のせいだ…!」
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