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日に日に彼への想いは大きくなって、持ちきれないほどの「好き」という想いを抑えるのがやっとで………
手放して、あなたに告げたいけれど私は弱虫だから告げられない。
「諦められるなら、簡単に捨てられる想いなら、もうとっくにそうしてるわよ」
私の呟きは風にのって消えた。
「ふっ、うっ……うぁ、うっうぅ…」
中庭には彼女の泣き声だけが響く。切なさが込み上げる。
胸の痛みのせいか、ジュースを買う気も失せ、何も買わずにそのまま教室に戻った。
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