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だから私は彼を追いかけた。
私の追求心だけで。
彼は屋上にいた。
この綺麗な街並みを少し小高いところに建っている学校の屋上から。
私も自然にその風景に目を向けた。
それから少し話をした。
あのとき心配してないっていってしまったが本当は少し心配していた。
そして明後日にこの街の案内を彼に頼んだ。
「櫻木、煉二……か。」
私は何故か彼の名前を呟いていた。
私はそのあと少しこの風景を見てから帰ることにした。
私が教室に行くとまだ数人のクラスメイトがいて少し話をしてから私は鞄を手に持ち帰っていった。
二人は同じ方向に向かって歩いている。
距離は離れているが道も途中までずっと同じ道を歩く。
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