街案内

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「昨日の放課後だよ。野次馬が邪魔で鞄がとれなかったからここに来たらたまたまにしみやさんもここに来たんだよ。」 僕は昨日の事を言ったけど辰樹はそれからずっとからかってきた。 それからは良いことも悪いこともなく放課後となった。 辰樹は今日美紀の家に行くらしく先に帰っていった。 「取り敢えず屋上へ行かない?」 西宮さんの提案に僕も賛成し鞄を持って屋上に向かった。 「それでどうしたの?昼休み僕を探してたみたいで。」 「あのさ、昨日の約束覚えてる?」 「街案内のことだよね。」 僕は即答した。 「そうなんだけど。待ち合わせ場所どこがいいかなって思って。」 「うーん。学校が僕たち二人が共通して知っている場所だから学校でいいんじゃないかな?」
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