街案内

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「それもそうね。」 明日の待ち合わせ場所は学校と決まって僕たちは学校から家に向かう。 二人はまだ一緒の方向と知らないため少し困っていた。 「西宮さんってこっちの方面なの?」 沈黙を破ったのは僕だった。 「うん。そうだけど。煉二くんもこっちなの?」 「うん。」 暫しの沈黙がまた二人を襲った。 歩き出してから25分程でちょっとしたT字路がある。 「私こっちだから。」 「あのさ、明日街案内するんだったら迎えにいこうかあんまり遠く無さそうだし。こっちの方が学校よりはましだからさ。」 「えっ。ホントに……じゃなくて、煉二くんが来たいって言うんなら来てもいいけど。」 といって僕は西宮さんの家を確認してから帰宅した。 僕の家から歩いて10分もかからないとは。
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