始業式

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僕はクラスが気になりグランドに向かう。 朝の7時50分だと言うのにクラス表が張ってあるところにはたくさんの人だかりができている。 僕はそんな人たちによっていく。 しかし生徒たちはそんなの御構い無くはしゃいでいた。 「はぁ~。」 溜め息を一つはく。 僕はこんなときにはいつも思うことがある。 見たならそこを開けろよ、と。 しかし声にはしない。 そこにある二人がやってくる。 「おっ。やっと見つけたぞ。煉二」 「ごめんね。煉二君。いつも気を使ってくれて。」 「そんな謝ることないよ。僕はただ邪魔する訳にはいかないって思って。」 本当はあの場にいたくないからなのだがちょっと遠回しに言ってみた。 「それで辰樹。何で僕を探してたの?」
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