始業式

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「クラス分け見れなくて困ってるんだろ?煉二~。」 たまに辰樹が羨ましく思う。 学校公認で辰樹と美紀にはファンクラブが存在する。 つまりこういうことである。 「あぁ、僕のクラスも見てきてよ。」 「おう!」 そういって辰樹と美紀は一言かけると2年生はもちろん3年生までもが二人に道を作った。 僕は二人が帰ってくるのを待つ。 「おーい。煉二見てきたぞ。」 「ちゃんと覚えたの?」 少し疑う感じで言ってみる。 「バッチシだぜ。えーとな俺と煉二と美紀はなんと同じクラスでした。」 「でなん組なの?」 「えっとなん組だっけ?美紀」 「もうちゃんと覚えてよ。2組だよ。」 「ありがとう。美紀。俺たちは2くゴハッ!」 僕はおもいっきり辰樹のお腹にパンチを入れた。
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