プロローグ

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季節は春から夏へと変わり始めだした時期。 少し夏の暑さが現れ出してきているが、まだ暖かいと呼べる程の気温。 街の人々は優雅な朝を迎えて、平和な一日を送り始めているだろう。 だがな、誰しもがそんな朝を迎えれるはずがないんだよ。 「遅刻だぁぁぁぁ!!」 そんなことを叫びながら走る少年の名は、唯崎宗夜(ユイザキ シュウヤ)。 まぁ、叫んでも状況は変わらないし、むしろ疲れるだけだが、遅刻するかどうかの唯崎にはそんなことを考える余裕なんてなかった。
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