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「えっと、何回目でしたっけ？」
「十三回目なのよ……今日、で」
十三回もしたっけ？
心の中で疑問に思うが、双葉先生が言っているから事実だろう。
……多分。
「あまり遅刻、してたら進級が…できなくなる……よ」
目を擦りながら、途切れ途切れで言ってくる。
「あ～、先生？寝不足ですか？」
「そんなこと……ない。昨日、は十時ぐらいに…寝てしまっ…た……か──ｽｰｽｰ」
「先生？もしもしー、起きてますか？」
「ｽｰｽｰ」
「……」
面倒臭いこと、興味のないことをしていると、立っていようが寝てしまう。
これが双葉先生の性格だ。
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