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わけわかんないことはしょっちゅうだけど、紳士的で、すげえいいやつ。
「あ。」
「今度は何だよ。」
「目があった。」
「は。」
「今、あの子、こっち見てたよ。」
「…まじ?」
圭人の言葉につられて顔を向ければ、バッチリ絡んだ視線。
「え…あ…け、圭人!教室っ!」
「なんで…ってうわあっ!」
なんでなんて質問に答えている場合ではない。
俺は圭人の腕を掴んで力の限り引っ張った。
痛いとか何だとか後ろで聞こえた気もするけど、そんなことには構っていられなかった。
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