little×2

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昔、小さな小さな女の子がいました。 彼女は、その小さな首を傾げて大きな太陽に問いました。 「どうしてみんな『無』なの?どうしてここは何もないの?」 大きな太陽は首を傾げました。 「ここには、空も土も人も草も花もあるよ?」 大きな太陽は小さな女の子を見下ろしながら言います。 小さな女の子はまた首を傾げました。 「形はあるけど心がないわ」 その言葉を聞いた大きな太陽は、驚いて目を見開きました。 「みんなみんな、頭では色々考えるのに、心の中が真っ白」 「それはね、リトルベイビー?虚無というものだと思うよ」 大きな太陽は小さな女の子にそう言いました。 「虚無というのはむなしいものね」 小さな女の子は言いました。 大きな太陽は小さな笑みを残して、西の地に消えていきました。
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