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「なあ…こっち見て」
嫌だし…
そう思って、まだ俯いてるとアゴを掴んで、顔を上げられた。
あたし、相当情けない顔してただろうな。
彼氏の表情は…
困った様に笑ってた。
「ごめん…なさい」
喉が乾いて、カラカラで声がうまく出ない。
それでも必死に声をひねり出した。
すると…
パシッ
「…え?」
叩かれた…?
すんごく軽くだけど、ほっぺた叩かれた。
その後、ギュッて抱きしめられて、言った。
「頼れよ。」
あたしは泣いた。
ぶわーって。
抱きしめ返してうんうん頷いて。
今思えば、かなりクサいけど。
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