道場破り

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RRRRRR…!!! 毎朝7時にセットしてある時計が今日も元気に鳴り響く。 「うるさい…!!せっかく良い夢見てたのにぃ…」 あれ…?どんな夢だったっけか? と固まると、今度は部屋のドアが勢い良く開く。 「クソ姉貴、弟の俺が、わざわざ起こしに来てやったゾ?感謝しろよ~」 憎まれ口を叩くこの物体は一応生物学的に、弟の霧島朔夜(きりしまさくや)。失礼過ぎるが、イケメン(自称)だから、何となく許されてしまう。 「朔夜はさ、デリカシー無いの!?女の子の部屋にずかずかと…」 「この家に女っていたか?あ、ギリギリ女が居るか~アハハ!!」 すき放題言いやがって…
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