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カーテンの隙間から溢れる朝日。
うっすらと目を開けると、ぼんやりと寝室の風景が見えてくる。
胸元で規則正しく聞こえる、かわいい寝息。
首筋にあたる髪からは、俺と同じシャンプーの香りがする。
可愛い寝顔が見たくなって、腕枕をしていない方の左手で、髪をそっとかきあげる。
深く閉じられた瞳に、長い睫毛。
真っ白な肌に、薄いピンク色の唇。
……たまらない…こんな由宇の寝顔を見られるなんて…宇宙旅行が出来る権利を与えられるより、俺にとっては貴重な時間だ。
何度見ても、いつまで見ていても、まだまだ瞳に焼き付けていたい。
そっと頬を撫でる。
触れるか触れないかくらいに、そっと…。
「……ん…」
小さめの体を更にぎゅっと丸めて、俺の胸に頭を擦り付ける由宇。
いとおしくて、背中に腕を回してグッと力を入れた。
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