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「ありがとう……ございます……」
礼を言うキルを皆は微笑んだ。
「だが、当然罰則はあるぞ」
総帥の言葉にキルは「はい」と頷く。
「君の階級はそのままとする
だが、傷が完全に完治するまで修行などは当然禁止
軽い筋トレも駄目だ
とは言っても君のことだ
動けるようになったら我々に隠れて鍛練をすることだろう
ということで、君一人で動くことに支障がなくなるまで体調が回復した際にはレッドハート軍に戻って来ることを許す
皆で君を監視する
それに加え、君の傷が完全に治るまで、君は軍の皆の言うことを何でもきくように
階級関係なくだ
一人一つは必ずきくように
二つ目以降は君の判断でいい」
「一人一つ……」
「以上が君関する処分だ」
「え……?
それで……いいんですか?」
「あぁ
正し、皆からどんな頼みごとをされるかは全く検討がつかない
覚悟するように」
総帥はニヤリと笑った。
キルの運命やいかに!
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