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「この劇薬Xを君に飲んでもらう」
「名前劇薬Xになったし!
嫌っツッコミ所はそこじゃない!
何で俺が飲まなきゃ「罰則」
キルの言葉を遮り、クロムが言った一言にキルはう"っと唸った。
「僕の頼みはこれで必ず最後とする
それにこれは出来たばかりの新薬で作用するか正直な所分からない
一度『性格急変劇薬』を飲んだ君なら抗体が出来ていて薬が効かない可能性だってある
悪い条件ではないと思うが?」
相変わらず口元に怪しい笑みを浮かべているクロム。
本当ならば全力で逃げたい所だが、これは罰則だ。
それに作用しない可能性がある品を断り、後々絶対に作用するような強力な物など持って来られればそれこそ大変だ。
それによく考えてみれば罰則である以上、キルに拒否権などない。
ならば、一か八かかけてみるしかない。
「分かりました。飲みます」
「そうか。これが薬だ」
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