第5章

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プルルル… ライ「…。」 ガチャッ ??「もしもしー♪蘭?」 ライ「あぁ。久しぶり、楓。」 カエデ「なぁに?また調べもの?」 ライ「まぁ。…で、何を奢ればいいの?」 カエデ「んー。奢らなくていいよ。」 はッ?楓が奢らなくていいって言った? ライ「…どうしたの?」 カエデ「うわっ!酷くない?別におごってもらうだけが私の報酬じゃないんだからー!!」 ライ「はいはい。じゃあ、何すればいいの?」 カエデ「ふふッ。じゃあ…。」 ライ「……ッ!!!」 こいつ… ライ「正気か?」 カエデ「勿論。」 ライ「はぁ…。分かったよ。で、調べてほしいのは竜堂双子のことだ。」 カエデ「んー♪了解!!」 ライ「情報がはいったら、教えてな。」 カエデ「はいよ!!じゃあ、日曜日楽しみにしてるね!」 …ブチッ はぁ。だから頼みたくないんだよ。 楓のハッキングの腕は私をはるかにうわまわる。 私もハッキングは得意なんだけどね。 だから、私がハッキングできなかったときは、楓に頼んでいる。 そして、そのたびに報酬として、色々な物を奢っていた。 しかし… ライ「…今回のはキツいな。」
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