三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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「2人共、大丈夫?」 腐女子軍団が去った後、カーテンの隙間から顔を覗かせた小田切先生が、苦笑を浮かべて問い掛けてきた。 「ごめんね、2人共体調悪いからダメって言ったんだけど、大人しく眺めているだけだからと言ってきかなくて……」 先生、もっと頑張って欲しかったです…… 俺達の世間体の為にも、将来の為にも、頑張って欲しかったです…… 「「はあ~」」 溜め息混じりに、俺達は立ち上がる。 「とっくに4時間目始まってるから、もう少し此処に居なさいな?」 湿布も換えましょう、と言われた。 「いっちゃん、3時間もサボっちゃったねえ~」 「う……ん……」 腐女子って、結構居るんだなあ…… 写メって、大丈夫かなあ……? 変なやつじゃなきゃいいけど…… 「いっちゃん、諦めも大事だよ?」 尊はすっかり諦めモード(?)に入ったらしく、落ち込む俺の肩を優しく叩いた。 「たけちゃん……俺、人生が重いよ……」 「大丈夫、いっちゃんには俺が居るよ? 俺が一緒に背負ってあげるからね?」 いやいや、尊、流石にそれは問題発言だぞ!? 「たけちゃん、それはNGだ!」 え゙〰と尊は不満顔だ。
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