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「たけちゃん、腐った人達が喜ぶ様なセリフは、絶対NGだよ!?」
「え゙〰、俺、本気なのに~」
益々、NGだ!!
どうやら尊の奴、諦めモードに入ったのではなく、腐臭にやられてしまっていたらしい。
折角身に付けたボケ体質の払拭も無力となってしまう程、腐臭は強力だ!!
完璧に……壊れたな?
仕方なく俺は、尊を腐の国から帰還させる事にした。
コホン、と一つ咳払いをした俺は、ガシリッと尊の両肩を掴み――声を上げた!!
「たけちゃん、俺を独りにしないでぇー!!」
直後、尊の顔にいつもの笑顔が戻る。
「オーケーだよ、いっちゃん!!」
はい、尊、無事に帰還しました!!
ふう~っ、任務完了~
等とやっている俺達を、小田切先生は引攣った顔で眺めていた。
「貴方達……そう言う関係……?」
「「えっ、どう言う関係ですか!?」」
「だから……そう言う……」
言い難くそうな先生の態度に、ああ、何が訊きたいかわかってしまった!!
「「違いますから!! 俺達はノーマルですから!!」」
俺達はキッパリと否定した。
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