三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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このての話しが苦手な尊は、いつも腐臭にやられる。 あれだけ沙織姉に腐臭を浴びせられていても、何故だか尊は馴れない。 だからって、俺も馴れた訳じゃないよ、どちらかと言ったら諦めただけだよ? やっちゃったね?……そんな顔で俺を見る尊。 要するに小田切先生は、俺達が腐女子が喜ぶ腐った関係にあると勘違いをした訳だが、勘違いも甚だしい!! 「「先生、酷いです!!」」 「違った?」 「「違います!!」」 ごめんなさいね?――と顔の前で手を合わせて小首を傾げる小田切先生――かわゆい、です!! 彼女いない歴=年齢の俺達には、とっても堪らない愛らしさ、です!! だがしかし、たとえ『保健室の天女』とは言え、年上の女(ヒト)――28サイ ナンダッテ イウトオコラレルカラ ナイショダヨ?――どう足掻いても、俺達がきんちょには無縁のお方だ。 なので……、 「よし、たけちゃん、お昼だ!!」 食欲に走る事にした。 「がってんだ!!」 「「では、お世話様でした!!」」 先生に一礼し、サンドイッチ、サンドイッチっと歌いながら出て行こうとする俺達を、天女がガシリッと制服の裾を掴んで引き留めた。
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