三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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「「お離しくだせぇ~、サンドイッチが待ってるんですぅ~!」」 叫ぶ俺達を、天女はガッシリ掴んだまま離そうとしない所か、意外な力業で引き摺り戻す。 「「きぃやぁぁっ!!」」 思わず悲鳴を上げてしまった!! わたわたと足掻く俺達に、天女はニッコリ――それはもうお美しい微笑みを投げ掛けてきた。 「先生ねぇ~、今月ピンチなの~」 何が? 顔を見合わす俺達に、天女は囁き続ける。 「2人のお弁当、美味しいって評判よ? 先生、ご相伴にあずかりたいなあ~、金銭的ピンチも救って欲しいなあ~」 うわぁ、この先生、天女の微笑み浮かべて生徒にたかりやがったよ!? 「因みに、何故ピンチに…?」 「ちょっと服を買い過ぎました♪」 うふっ、と天女は笑う。 「して、俺達の弁当云々の噂はどちらから?」 「正義(マサヨシ)から」 正義? 正義……? 聞いた事が有るような、無いような……。 あっ、と尊が声を上げた。 「担任だ!!」 担任? おお、ヒモ的イケメンの我がA組担任・日下部 正義(クサカベ マサヨシ)か!! 「正義とは高校からの友人なの」 おお、意外な人脈じゃ!!
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