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「「頂きます!」」
取り敢えず、俺達も食べる事にした。
今日のサンドイッチは、種類を豊富にした。
尊の大好きな玉子サンド、伊織が好きな野菜サンド、和美の好きなハムサンド、新田が好きなシーチキンサンド、俺の好きなカツサンド、後ピーナッツバターサンドとフルーツサンドはオマケだ。
「そう言えばあの子達、貴方達の情報を買ったと言ってたけど、心当たりあるの?」
カフェオレを飲みながら、ふと先生は訊いてきた。
ああ、腐女子軍団の事か……。
「確か、某報道機関から買ったって言ってたよね~」
尊が幸せそうに玉子サンドを食べながら、ちらりと俺を見た。
「報道機関って言うぐらいだから、放送部か新…聞…部……」
答えながら俺の視線は、珍しく教室で昼食をとっている伊織達4人に移る。
中の1人が俺の視線に気付いて、にんまりと笑い掛けてきた。
俺の視線を追った尊も気付いたようだ、犯人が誰か。
「先生、俺達が寝てる時、誰か来ました?」
奴から視線を外さずに聞けば、
ん~、と考えていた小田切先生は、思い付いたように、あぁ、と呟いた。
「南君なら来たわよ?」
貴様か、南!!
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