三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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「「頂きます!」」 取り敢えず、俺達も食べる事にした。 今日のサンドイッチは、種類を豊富にした。 尊の大好きな玉子サンド、伊織が好きな野菜サンド、和美の好きなハムサンド、新田が好きなシーチキンサンド、俺の好きなカツサンド、後ピーナッツバターサンドとフルーツサンドはオマケだ。 「そう言えばあの子達、貴方達の情報を買ったと言ってたけど、心当たりあるの?」 カフェオレを飲みながら、ふと先生は訊いてきた。 ああ、腐女子軍団の事か……。 「確か、某報道機関から買ったって言ってたよね~」 尊が幸せそうに玉子サンドを食べながら、ちらりと俺を見た。 「報道機関って言うぐらいだから、放送部か新…聞…部……」 答えながら俺の視線は、珍しく教室で昼食をとっている伊織達4人に移る。 中の1人が俺の視線に気付いて、にんまりと笑い掛けてきた。 俺の視線を追った尊も気付いたようだ、犯人が誰か。 「先生、俺達が寝てる時、誰か来ました?」 奴から視線を外さずに聞けば、 ん~、と考えていた小田切先生は、思い付いたように、あぁ、と呟いた。 「南君なら来たわよ?」 貴様か、南!!
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