三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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南の奴は、一応新聞部だ。 俺達の視線の先で南は、何故か自分の携帯を見せ付けるように持ち上げ、なにやら操作した。 途端に俺と尊の携帯が反応する。 着信は、知らないアドレスからのメール。 どうせ南のだろう。 開いて見れば、 『昼飯、サンクス デザートやるから取りに来い』 の本文と共に、添付画像がーっ!! 「「ぶっ!!」」 思わず吹き出してしまった!! 添付されていたのは、俺と尊が間抜け面して向かい合って寝てる姿だった……羞恥ものだ…… 「なに、なに?」 俺達の携帯を覗き込んだ先生が、いやぁん、とか声を上げやがるもんだから、新田と女史にまで覗かれてしまった!! 女史が大爆笑している隣で、新田が御愁傷様と呟いた。 「2人共、無邪気な寝顔ね?」 「「先生、はっきり間抜け面と言って良いです……」」 「あら、可愛いわよ? 2人がモテるのも、わかるわ~」 「「現在までモテた記憶はございません!!」」 もういいや、面倒臭い!! 南が早く来いと手招きしてるし、俺達の情報で儲けた金で買ったんだろうから、たかってやれ!! 半ばヤケクソで、俺と尊は席を立つ。
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