三匹目 レッサーパンダは 惑う!?

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「いっちゃん、しりとり四天王って、何?」 尊も、不思議そうに訊いてくる。 「だって、4人でしりとりしてるじゃないか!」 答えると、また 「はっ?」 と首を傾げられてしまった。 「しょうがないなあ、教えて欲しい?」 勿体付けて訊いた瞬間、がっと伊織に頭頂部を掴まれてしまった!! 痛い!! 「さっさと言え!」 痛いよぉー!! 「な、名前、名前!!」 伊織の手を引き剥がそうとしながらそう答えると、また皆が首を傾げた。 頭から顎に移った伊織の手が、今度はむにゅっと顎を掴む。 「ちゃんと説明しろ」 言われても、顎を掴まれていては答えられない。 むにゃむにゅ言ってたら、 「伊織ィ、離さないといっちゃん答えられないよ~」 尊が助け船を出してくれた。 チッ、と舌打ちして、伊織は手を離した。 顎が砕けるかと思った…… 「だから」 顎を擦りながら、俺は説明する。 「伊織、南、佐伯、神崎の順に、名前を出してみて」 あっ!っと、尊が声を上げた。 さすが、尊!! わかったようだ。
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