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「まさか……その仕返しを、伊織の幼馴染みだからって俺に……?」
びくびくしながら自分自身を指差すと、尊がポンッと俺の肩に手を載せた。
「ドンマイ、いっちゃん!!」
「ねぇ、黒岩 一蓮托生って言葉、知ってる?」
川北がニンマリ笑って、尊に言う。
「ヘェッ!?」
驚く尊。
「成瀬がって事は、成瀬と同等の立場に居る黒岩も、だと思うけど?」
その時の尊の顔は、ガーン!!所か、魂が抜けた顔になってた。
御愁傷様~って、俺もだ!!
何とか回避する方法は、無いのだろうか?
俺と尊は頭を抱えて、ゔ~んと唸って無い知恵を絞ったが何も浮かばない……
すっかり放心状態になっている俺達に、クスクスと言う新田の可愛らしい笑い声が届いた。
「麻希、脅かし過ぎ~。 わたし的には、仕返しよりも2人を取り込む方に、50円賭けるけどなあ~」
安っ!!
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