1077人が本棚に入れています
本棚に追加
/3000ページ
「取り敢えず、俺と真澄、斗真の番号とアドレス入れておいた」
「何の為に?」
返された携帯を見ながら、尊は問う。
「何かあった時の為に、だ。 伊織だけだと心許ないからな」
何か……企んでない?
南、悪い表情してるぞ?
尊も気付いたようだ。
「み……李杜……目的は何?」
「決まってるだろ、金蔓は大事に、だ」
「「はい!?」」
「さっきの 『ラブラブ校庭デート』 も、意外と儲かったぞ?」
「「マジ!?」」
南は頷く。
「信じられない位、お前等って人気者だったんだな? しかも、お前等のファン、揃いも揃って金のある奴ばかりだ」
な~んだろう~ねぇ~?
尊ぅ、南の言ってる事、わかるぅ~?
さあ~ぱり、わかんないよぉ~
結論!!
「「南は異種生命体の為、理解不能!!」」
「誰がだ!」
2人揃って、デコパンチを食らった!!
痛い……
まだたんこぶが痛いのに……南の悪魔!!
「李杜と呼ばなかったので、伊織にチクっとく」
「「NO~!!」」
「心配するな、どちらにしろ教えるつもりだったしな?」
「「もっとダメー!!」」
俺達の訴えは、あっさり却下された。
最初のコメントを投稿しよう!