五匹目 レッサーパンダは 斗う!?

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しかも――と、伊織は言う。 「和美さえ、お前達を見放したしな?」 あ゙ー、皆が俺達を伊織に押し付けた、のか…… 「「お世話お掛けしました……」」 としか、言い様がない!! 「現在進行形、だぞ?」 あ゙ゔ〰、た、確かに…… 「「お世話お掛けしてます」」 尊と声を合わせて言うと、伊織は笑って頷く。 「よし、許す」 俺も尊も笑う。 なんか、嬉しい♪ なんか、楽しい♪ 伊織とこんな風に話した事なかったし、こんな風に笑い合った事もなかった。 ちょっと感動! そして、ちょっと後悔…… 「伊織、ごめんね?」 「俺達、何も知らないで、ごめんね?」 俺と尊の言葉は、伊織の掌によって止められた。 「俺が勝手にやっている事だ、お前達は一切気にするな」 それに、と言葉を繋いだ伊織は、何故か意地の悪い笑みを浮かべた。 「お前達で、憂さ晴らしもしているしな?」 えっ!? 憂さ晴らし!? 憂さ晴らしって!? まさか!? あの容赦無い攻撃は―― 「「憂さ晴らしの攻撃か!?」」 伊織は笑うだけで、否定も肯定もしない。 感動を返せー!!
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