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「うぎゃぁーっ! 俺の部屋が、俺の部屋がーっ!!」
飛び出した俺の目に映ったのは、尻餅ついた姿で自室を指差す、真っ青な顔をした尊だった。
「ああ、ついでにタケの部屋も模様替えしといた」
戸締まり確認が済んだのか、戻って来たおじさんがシレッと答えた。
あわあわ言ってる尊の横から、見慣れた筈の尊の部屋を覗き込んで……絶句した……
パソコンとゲーム関係で占められていた尊の部屋が、かなり様変わりしていた。
普通にウッディーだった部屋が、見慣れないひらひらが溢れかえった薄い水色の部屋に変貌している。
そう、まるで、俺の桜部屋みたいに――
色は違えど、俺の部屋の様にレースとフリルが充満している。
俺の部屋とそっくりで、まるで色違いの双子部屋だ!
「やっぱりタケは、ブルーが合うからなぁ。 パパ、頑張っただろ?」
おじさんの自慢気な言葉に、尊はガックリと項垂れた。
「もしかして、俺もパパって呼ばないと、ダメなの?」
力無く尊が問い掛けると、おじさんはとっても良い笑顔で頷いた。
「勿論だ」
戻って来た兄ちゃんズ、腹を抱えて大爆笑~
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