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「兄ちゃんズには、パパって呼ばさないの?」
訊いてみたら、おじさんは凄く微妙な顔になる。
「タカとタクにパパと呼ばれたら……」
其処まで言って、おじさんはブルッと身震いした。
「……悍(オゾ)ましい」
「「こっちの台詞だ!!」」
兄ちゃんズ、声を揃えて猛突っ込み!
「ふざけんな、糞親父!!」
「頭、腐ってるんですか!?」
おじさん……兄ちゃんズには、ボロクソだなぁ
おじさんは、チッと舌打ちした。
「やっぱりこいつら、可愛くねぇ」
ぼそっと溢して、俺と尊の肩に腕を回し、ギュッと抱き締めてくるおじさんは、
「タケぇ、和泉ぃ~ 2人はあんなでかぶつになっちゃダメだぞぉ~ いつまでも、パパの可愛いタケと和泉でいるんだぞぉ~」
頬擦りしながら言ってくる。
「でかぶつの親玉が、なにほざいてやがる!!」
たか兄、容赦無いな?
「全く、沙織並に腐ってるんだから、実の親じゃなければ、捻り潰すとこだよ!」
……たく兄……他人だったら、やっているのか?
いる、かもよ?
うそ、たく兄、非道か?
たく兄だもの……
「そこ、2人! お兄様の悪口言ってると、ただじゃおかないよ?」
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