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何故、バレる？
たく兄、超能力者か？
かもよ？
人外には、違いないよ？
おぉ～、エイリアンか？
「タケ！ 和泉！」
またバレた……
車内は妙な空気が立ち込め、重苦しい雰囲気に包まれた。
兄ちゃんズは、頭から湯気を出してムスッとしてしまった。
これは、不味い。
このままだと、折角の焼き肉が、不味くなる。
焼き肉は、皆が楽しく食べないと、美味しくない！
久し振りの焼き肉なのに、大好きな焼き肉なのに、不味くなるのは嫌だ！
なんとかしないと、この淀んだ雰囲気を消さないと！
どうする？
どうしたら良い？
考えろ
考えるんだ、俺!!
あっ、なんか、頭がぷしゅーってなっ……た……
「いっちゃん？」
あっ、尊が呼んで……る？
「いっちゃん!?」
おじさん越しに、尊が俺を揺する。
あー、反応出来ない～
「わーっ、いっちゃんが、機能停止したぁー!!」
「「「和泉!?」」」
車が急停止して、皆が俺に目を向けた。
「皆が喧嘩するから、いっちゃんが機能停止しちゃったじゃないか!!」
尊の叫びと同時に、おじさんが俺を膝に座らせた。
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