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あっれぇ~、中谷ってそんなに悪い奴じゃないのかな~?
うーん、今、間違いなく 『すまない』 って言ったもの……
ねぇ~?
ねぇ~
尊と以心伝心していると、中谷と鹿野が不思議そうに見つめてきた。
「お前等って、電波系?」
鹿野、何て言う質問だ!!
「「なっ!? 失礼な!!」」
声を揃えて抗議をすると、鹿野が苦笑いした。
「だってよ、さっきから目だけで語り合いしてるし……」
「これは以心伝心です!!」
「そうだよ~、いっちゃんと一緒に長年培ってきた努力の賜物だぞ~」
そうなのだ、この力のお陰で、1人では感知出来ない危険(主に伊織と和美による攻撃だったが)も、事前に察知して回避してきたのだ!!
「そろそろ本題に入って良いかな……?」
酷く申し訳なさそうに、中谷が口を挟んできた。
「「「あっ!?」」」
思い出した様に、3人同時に中谷を顧みる。
中谷の存在を失念してた訳じゃないよ、鹿野との会話に気をとられてただけで……
ごめんね?
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